ゆしブロ

UCのUCによるUCのためのブログ

ベストアルバム(P Cubed)の収録曲(下)

前回書いたベストアルバム発表後の感想ブログを出してからかれこれ1ヶ月が経ってしまった。その間忙しさにかまけてブログを書くことを怠ってしまった‥‥‥だらしないこと極まりない‥‥‥



気を取り直し今回は(下)ということで収録された曲(されなかった曲)たちについて個別に気になった点をいくつか書き連ねてみた。




【近未来三部作】

記念すべきメジャーデビュー曲「リニアモーターガール」を皮切りに「コンピューターシティ」「エレクトロ・ワールド」と立て続けにリリースされた以上の3曲は「近未来三部作」として一つの物語を構成している(と言われている)が、この近未来三部作が3曲とも、そしてリリース順に名を連ねていることには触れざるを得ない。アイドル色の濃い曲が中心のインディーズ時代からテクノ色を全面に打ち出し方針転換の象徴ともいえる近未来三部作が再び揃ってベストアルバムに収録されており、Perfumeの歴史をトレースするというベストアルバムの趣旨においても特に重要な3曲といえよう。



【パーフェクトスター・パーフェクトスタイル】

コンプリートベストのリード曲としてリリースされた本曲は当時このアルバムを期に活動が終わりかねないPerfumeの現状を暗喩した内容となっておりややもすれば悲壮感漂う曲であった。しかしそこからポリリズムのブレイクによって始まった怒涛の快進撃によってスターダムへの階段を瞬く間にかけ上がり、今や披露されれば多くの観客が手を振るなど魅了されるまでに至っている。Perfumeの快進撃とともに大化けを遂げた曲というべきであろう。そんなパーフェクトスター・パーフェクトスタイルがベストアルバムとして再び世に放たれる姿はPerfumeが厳しい音楽業界の競争に生き残った証を示しているようにも思えてならず、このアルバムひいてはツアーにおいても披露されれば核となる曲になるのではと思う次第である。



【GLITTERが収録されていない】

本作一番の驚きとも言っていいのがGLITTERが収録されていないという事。スパイスと両A面ともいうべき扱いでリリースされ、当初からMVの制作やCMテーマソングへの抜擢など決して不遇な扱いを受けていたわけでもなく、近年でもライブでの披露実績があった。とりわけフェス年と言われた2017年にはロッキンなどの夏フェスでセットリスト入りし、12月のOTONOKOに至るまで披露される機会が過去曲の中でも多かった。それだけに今回のベストアルバムから漏れてしまったことに驚きを隠せなかった。おそらくMVを制作した曲で漏れてしまったのはGLITTERぐらい。本人たちもラジオでシングル曲であっても収録されていないかもと意味深な発言をしていたが果たしてGLITTERのことだったのだろうか‥‥‥‥
しかしカップリング曲も多数名を連ねる中で取捨選択は難しかったであろうし苦渋の選択だったのかもしれない。裏を返せば知名度問わず良曲が粒揃いである証拠ともいえよう。



【DISPLAY】

個人的にはDISPLAYの収録は非常に嬉しい限りであった。Cling ClingのカップリングとしてリリースされておりパナソニックとコラボしたPVも制作された一方で、同世代の曲たちが収録されたアルバム「COSMIC EXPLORER」では残念ながら収録されなかった。今回収録に至った背景として考えられるのは、PVを制作されたこととともにReframe(2018)でセットリスト入りしたことも作用してるのではと考えている。
リリース当時はCling Clingを始めアジアンテイストなメロディを基調としていた曲たちが多く作られる中で、無機質な曲調のDISPLAYは異彩を放ち緩急自在な振り付けとあいまって私はDISPLAYに魅了された。そんな個人的に思い入れの深いDISPLAYがベストアルバムに収録されたことがただただ嬉しい。




‥‥‥‥随分グダグダと書き連ねてしまった。自分の思い考えを溢れるがまま書いてしまったがゆえに(上)に比べても内容が劣化してる気がしてならない()
今後気になることとしてはドームツアーにおいてどのようにセットリストが構成されるのか。よもや52曲全曲披露などという狂行はあり得ない(だろう)ためここからさらにどのように削ぎ落としライブが作られていくのか楽しみである。